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がん看護学

Cancer nursing

がん看護学の特徴

がん看護では、診断期をはじめとする各ステージにおいて、AYA世代、子育て世代といった多様なライフステージを考慮し、患者と家族の苦悩や課題解決のために全人的、倫理的、科学的視点から援助が必要です。

的確な臨床判断と心理社会的苦痛の理解により、患者と家族のQOLを高め、がんを患っていてもその人らしい生き方ができる看護実践を探究します。CNSの取得、ケアの開発、地域におけるがん看護の質の向上に関する研究を希望する人をお待ちしています。

研究コース

各専門分野での看護実践の探求と研究を目的としています。修士論文を作成します。

CNSコース

専門知識・技術と科学的視野を持った専門看護師の養成を目的とし、所定の単位を修得すれば専攻する分野の「専門看護師」の受験資格を得ることができます。

教員からのメッセージ

がん医療の飛躍的な進歩に伴い、がん看護が担うべき役割はさらに拡大しています。患者とその家族への支援はもちろん、チーム医療の一員としての看護実践のエビデンスを広く、深く求められています。がんを慢性疾患の一つ捉え、その人らしい生き方を支援するための質の高い看護を一緒に考えてみませんか。本学は、文部科学省による「多様なニーズに対応するがん専門医療人材(がんプロフェッショナル)養成プラン:7大学連携個別化がん医療実践者養成プラン」参加校であり、医学、薬学などと協働した教育を行っています。

担当教員・研究テーマ等の紹介

学⽣の声

実習でCNSの巧みな仕事術を学べました看護学研究科 / 博士前期課程 / がん看護学専攻CNSコース1年生 Sさん

外科病棟からコロナ病棟に移った時、患者さんと物理的だけでなく心理的にも距離を感じ、「看護とは何だろう。もっといい看護がしたい」という思いが生まれ、休職して学部時代に学んだ母校に戻ってきました。授業を通して、がんと共に生きる患者さんに寄り添うには、思い込みにとらわれずきちんと対話することでその人の希望を感じ取り、それに基づきケアの方針を立てチームで共有することが大事だと分かりました。実習では、CNSが一つ一つの出来事をどのように捉えどう判断し、誰にどのタイミングでどう伝えているかを具体的に知ることができたのが大きな収穫でした。そのために必要な知識や技術、姿勢を身に付けていきたいです。