石橋 信江 准教授（老年看護学分野）の研究活動が 《公益財団法人 テルモ生命科学振興財団》 の2021年度 研究開発助成の対象として選出されました。

研究テーマは、「認知症に不安をもつ人々へのICTを活用した社会活動と支援」です。

石橋 准教授からのコメント

このたび、テルモ生命科学振興財団2021年度研究開発助成金に応募した「地域で生活する認知症に不安をもつ人々へのICTを活用した支援」が採択されました。

高齢者の認知機能や認知症発症リスクに社会活動や社会的ネットワークの大きさが関係することが先行研究で明らかになっていますが、2020・2021年度はCOVID-19の流行により、地域で開催される様々なイベントや健康講座などが中止・縮小され、地域住民の社会活動の機会や人との関わりが減少しています。

そこで老年看護学分野では、2011年から実施しているもの忘れ看護相談に加え、2021年2月にオンラインによる「もの忘れ看護相談ミニ講義」を開始しました。その結果、参加者は感染を気にすることなく受講でき、高齢者でも新たな知識や技術を習得し、双方向で関わることができていたことを確認できています。また、長引く自粛生活の中で社会活動への参加機会にもなっていました。

これらをふまえ、本研究では、もの忘れや認知症に不安のある地域で生活する人々への支援として「もの忘れ看護相談ミニ講義」を定期的に開催し、新たな知識や技術の習得、意見の発信や交流をしてもらい、Withコロナ・ポストコロナ時代におけるICTを活用した社会活動と支援のあり方を検討していきたいと考えています。

研究成果については、適宜、公表してまいりますので、お待ちいただければと思います。

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助成金について

本助成に関する詳細は、下記よりご覧ください（テルモ生命科学振興財団HPより）。

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