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理事長挨拶

理事長 北 徹
理事長 北 徹

神戸市看護大学は、阪神・淡路大震災の翌年の1996年4月、神戸市民がまだ仮設住宅での生活を余儀なくされる中、「地域の保健・医療・福祉に貢献できる看護専門職者の育成を使命」として開学し、以後23年にわたり、優秀で実践力のある看護人材を地域に輩出してきましたが、この2019年4月に公立大学法人として新たなスタートを切りました。

我が国は、急速な少子高齢社会が世界に類を見ないスピードで進み、我が国の総人口は、2011年以降すでに減少傾向にあります。また、2025年には、認知症患者数が700万人を突破し、65歳以上の5人に1人の割合になることが予想されています。したがって、人生100年時代の到来に向けて高齢者の健康保持、また認知症をはじめ、高齢者に特有の疾患に対する医療・介護に関する地域包括ケアの推進が喫緊の重要な課題になっています。

加えて我々を取り巻く環境、すなわち情報化・グローバル化が進み、ますます多様化・複雑化しつつある社会の大きな変動の中、日進月歩の勢いで高度化する医学・科学を背景に、看護現場において、看護職には高い専門性・国際性とともに、豊かな教養が求められています。病院や施設、在宅あるいは行政など多様な職場において、地域の人々の健康と生活を、保健・医療・福祉従事者など多職種とともに支えることができるプロフェショナルとしての役割と力量が求められています。

地域の人々のニーズにこたえることができる看護に携わる者としての心構え、そして必要な知識や技術をしっかりと教育し,このような状況に対応できる人材の育成を図るとともに、さらに、このような背景下における神戸市の解決すべき諸課題を研究し、その成果を還元してまいりたいと考えています。

大学の使命は、教育、研究、その成果を活かした社会貢献であると考えており、人材育成と研究を通した知的創造活動の中核として、地域の未来、地域の医療を支えるという重要な役割を果たすことが求められています。看護大学は、公立大学法人になりましたが、神戸市とも十分連携・協力し、また単科大学だけに、周辺の大学と密なる連携を取り合いながら、理事長として大学の進むべき方向や経営方針を明確にして、開かれた、透明性の高い、スピード感ある運営を進めていきたいと考えています。

大学が市民の皆さんに親しまれ、社会や地域の役に立つ未来志向の大学としてさらなる発展に努めてまいります。