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第17回国際フォーラムの開催報告

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第17回国際フォーラムの開催報告

第17回国際フォーラム

テーマ:精神疾患をもつ人々への在宅ケアシステム 〜米国システムの紹介と神戸の現状〜

精神科病棟 在院日数平均7日間であるアメリカの地域保健福祉サービスの仕組みと連携、 そこに関わる看護職の機能と役割などについてお話しいただきました。 また、パネルディスカッションでは、神戸市の精神保健福祉に携わっておられる3名のパネリストの方々、 会場の皆様と共に、上月先生と神戸の実践などについて話し合われました。 

講演詳細

講師:上月頼子氏(ワシントン大学看護学部精神看護学 准教授)
※講演者の所属等は開催日当時
日時:2016年1月23日(土)14:00~17:00
場所:大学共同利用施設UNITY(神戸市営地下鉄「学園都市」駅隣接)

基調講演では、『米国のコミュニティメンタルヘルスと看護について』をテーマに、上月頼子先生にご講演いただきました。上月先生からは、ワシントン州における精神疾患の有病率や入院期間、精神疾患患者家族会、メンタルヘルスホームケアなどのお話がありました。
また、米国では、メンタルヘルスケア専門職者の不足が深刻な課題とされており、看護師が高度実践の担い手として求められている実情を踏まえて、ワシントン州における高度公認ナース・プラクティショナー(ARNP)の実践活動などについてもお話いただきました。

パネルディスカッションでは、「上月先生と神戸の実践を語る」と題して、まずは3名のパネリストの先生方にご講演いただきました。玉井先生からは「精神疾患を持つ人が地域で生活していくための支援」、岡田先生からは「精神科訪問看護の取り組みの紹介と課題」、中谷先生からは「在宅支援に向けて」と、異なる立場、異なる視点から神戸の実情について語っていただきました。

パネルディスカッションでは、アメリカの看護職の高度な教育や実践への羨望が語られた一方、わが国の方が福祉サービスや訪問型サービスが実は使いやすいなどの点も確認できました。また、学童のころから統合失調症等は予防が可能であるという上月先生のお話から、早い段階からの予防の重要性も話し合われました。

神戸市看護大学国際交流委員会

 

第17回国際フォーラムチラシ

第17回国際フォーラム報告書

 

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