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【教育ボランティア導入授業】在宅看護論

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    授業の概要

    • 日時:2019年5月27日(月)、6月3日(月)
    • 対象学生:3年生92名
    • 教育ボランティア参加者:各6名
    • 担当教員:片倉、丸尾、宇多、大瓦

    この演習は、訪問看護師として学生が、架空に設定した、脳梗塞後遺症で右半身麻痺のある療養者とその介護者の老夫婦宅に出向き、看護を提供するものです。教育ボランティアの皆様には、本学の実習室に用意しました自宅のような空間で、療養者(夫役)とその介護者(妻役)をシナリオに沿って演じていただきました。                              学生は、訪問かばんの準備や訪問時のマナー、病状や生活状況に応じた訪問看護計画を事前に学び演習に臨みました。この演習の良い所は、より実際に近い訪問看護を、前半と後半に区切りながら、2名の学生が訪問し協力し合い、かつ、その都度コマ送りのような振り返りができることです。
    訪問看護の場面は、退院後1日目と2週間後の2場面で行いました。最初の場面では、退院後初めて自宅で血圧測定等を行います。来客者として迎えられる立場に戸惑いながら学生は、「場所が変わっても、観察しなければならないことや注意すべき点は同じ」であることに気づき、「訪問時のマナーをしっかり身に付けること」の大切さを学んでいました。2週間後の場面では、頑固な便秘に悩む療養者と不眠で疲労気味の介護者に対応するものです。訪問時に状況の変化に気づき、どのように対処していくか、そのプロセスを踏むなかで、「これまでの知識、看護技術を駆使すること」や「今までの学びを線で繋いで自分のものにする必要性」を学んでいました。また、介護疲れのある介護者には、「どのような内容の話をどのタイミングで聞いていくのか、話の流れを上手く見つけることが大切」など、療養者と介護者双方の思いを考えてのコミュニケーションの重要性を学んでいました。3年生後期から始まる看護学実習の事前準備として、既習内容を統合させていく実践的な演習を行うことができました。
    教育ボランティア様からは、「相互のコミュニケーションが信頼関係に繋がる」や「看護師の掛ける一言が療養者のやる気や不安の軽減に繋がる」というアドバイスを学生に直接いただきました。教育ボランティア様からいただく一言一言が、学生にとって大切な言葉となっていると実感しております。本当に、ありがとうございました。

    授業の様子

     

     

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