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【教育ボランティア導入授業】災害看護Ⅱ

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    授業の概要

    • 日時:2009年12月11日(金)
    • 対象学生:4年生・編入4年生22名
    • 教育ボランティア参加者:5名

     

    地震を想定した事例被災者(教育ボランティアを含む)に対する災害直後のトリアージを、災害看護Ⅱを履修している学生が実施し、評価しました。

    トリアージ演習に対する学生の感想として、少ない時間で判断することの難しさを感じた、トリアージすることに集中してしまい被災者に配慮ができなかった、現場でトリアージする責任の重さを感じた、実際の現場のイメージができた、トリアージする側がパニックになって混乱することで被災者に不安を与えてしまったなどがあげられており、おおむね良い効果が得られていたと思います。住民参加に対する学生の感想では、地域住民の率直な意見が聞けた、住民や被災者の方がどのように感じるのか、何を望むのか知ることができた、ボランティアの参加で緊張感が出た、早くして欲しいと訴える人にどう対応したらよいか考える機会になった等があげられていました。また「重症な人から見て欲しい」という教育ボランティア様の意見から、トリアージの意味や方法が一般の人に理解されていないことが分かったなど、教育ボランティアの皆様の参加により学生は多くの学びを得ていました。

    トリアージ演習参加後のアンケートへの回答内容は、トリアージについての理解が深まった(3名)、演じてみると楽しかった(3名)でした。学生への評価は、真剣に取り組んでいた(4名)、被災者に適切な声かけができていた(3名)と、概ね学生の態度は良い評価でした。また、全体の感想では、「講義や本だけで学びえない実践的知識の習得のために役立つ演習だと思います。難しいけど実際の災害の場に行ける機会があれば、ずいぶん成長するのではないでしょうか。未来の大切な看護師さんの方々とかかわることができて嬉しかったと共に、今後も応援しています。少しでも現場の雰囲気を出すために、騒音、叫び声等のテープを会場に流してみてはと思います。」と肯定的な内容があった一方で、「A班・B班の班わけは事前にしたらいいと思います。少し緊張感に欠けるように思いました。順番を決めていたので、先にこちらが重症であることを訴えても回っては来れなかった。1チーム5人ほどを一度に担当して優先順位を判断していく事も大切ではないですか?演習だから順番に回らないといけないと思っている。明らかに重症でも、「順番だから」と言われてしまった。実際の現場は重症者から対応するのではないだろうか。」と、演習のすすめ方やねらいに関する疑問やご意見も頂きました。

     

    授業の様子

     

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