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【教育ボランティア導入授業】助産診断技術学

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    授業の概要

    • 日時:2010年10月6日(水)
    • 対象学生:助産学専攻学生15名
    • 教育ボランティア参加者:2名
    • 担当教員:ウィメンズヘルス看護学教員4名

    子育て(0歳~1歳程度)中の女性に教育ボランティアとして子どもと一緒に授業 に参加していただき、外出時の工夫や子育ての中で感じるところを話していただきました。助産学専攻科学生が、助産師役になり健診や家庭訪問での保健指導場面をロールプレイをしました。テーマは、「感染予防と予防接種」「乳児のいる家庭での事故防止」で、その相手役として学生とやりとりを教育ボランティアにしていただき、感想や改善点を話し合うディスカッションを全体で行いました。

    その他、授業にはできるだけリラックスして参加していただけるよう、学生が授乳コーナーや子ども用おもちゃなどを設けました。

    また、学生からは「授業以前の助産学実習で、産婦や産褥早期の女性へのケアの経験は積んでいたが、医療機関を退院してからの女性の生の声に触れる機会は少なかった。この授業で実際の子育て中の声を、細かに聞くことができた。」「退院後の生活をイメージすることで、医療機関内での保健指導のポイントがつかみやすくなった。また、保健指導をしてその評価を直接聞けたことで、自分のやり方の中に改善点ともに良い点もたくさんあると指摘していただき、自信につながった。」という声があり、大変成果があったようです。

    教育ボランティアの方からは、「助産師になる学生が、どのような学びを経て妊婦や産婦、子育て中の母親らを支援する専門職になるのか、その過程の一端を知ることで、助産師への理解が深まった。」「『感染予防と予防接種』や『乳幼児のいる家庭での事故防止』というテーマは、あらかじめ学生が準備してきたテーマの中から、教育ボランティアに選んでもらったことで、実際にボランティアの方が生活の中で知りたいことを知る機会になった。」というお声をいただきました。

    今回の教育ボランティアは、妊娠期の演習にも来ていただいた方で、妊娠期~子育て期までの地域住民の方が継続的に関わってくださることは、1年以上のカリキュラムを持つ専攻科だからこそできると考えています。教育ボランティア制度が発足して数年がたち、助産診断技術学の保健指導ロールプレイに継続的な関わりが持てる妊婦(女性)が参加してくださるようになって3年目であることから、募集の際の文言やネットワークの活かし方、子どもと一緒に参加された時の対応など、ボランティアが参加しやすいノウハウも蓄積できてきた。継続することで、学内外で、教育ボランティア導入授業が根付いてきたと考えます。

    ただ、専攻科の人員は少ないため、日程によって、対応する教員のマンパワー(人数)の確保が難しい場合があるため、講師以上と助教との2名が参加可能な時間帯で授業をあらかじめ組んでおく方が良いと感じた。

     

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