【教育ボランティア導入授業】災害看護学Ⅱ
授業の概要
- 日時:2011年12月9日(金)
- 対象学生:4年生・編入4年生20名
- 教育ボランティア参加者:9名
- 担当教員:10名
START、SORTトリアージの基本を学べる事を目的に行い、災害の状況はバスの玉突き事故を想定し、老若男女の傷病者多数としました。住民ボランティアさん、教員に被災者役やその家族、学生はトリアージ施行者、トリアージアシスタントを担当していただき、住民ボランティアさんの迫真の演技に学生は圧倒されながらの緊張感の高い演習となりました。
午後のトリアージ演習の前の午前中には、3年生の災害看護Ⅰの復習にもなるトリアージの概念や机上での演習を行っています。その結果机上ではある程度の判断を行うことができるようになりますが、緊迫した状況設定の中でトリアージを行うことで、短時間に観察力や判断能力が培われるトレーニングとなります。住民の方々のリアリティー感はすばらしいものであり、実践さながらの判断を求められており、高い教育効果がみられました。
災害トリアージは日常行われるものではなく、このような演習に関わることによって得られる特殊な知識です。かつ、災害が頻発している昨今ではどこでその知識が活かされるようになるかもわからず、生活の知恵にもつながる内容です。
学生数に合わせた状況設定が必要なため、住民ボランティアさんにはどのような状況でお願いするのか近日にならないと示せず、支障は無かったが今後はできるだけ早くに情報をお伝えできるようにしたいと思います。
授業の様子