授業の概要
- 日時:2013年12月18日(水)
- 対象学生:4年生16名
- 教育ボランティア参加者:10名
- 担当教員:平尾、江川、井口、高山、船木、春名、平野、黒澤、堀田、西山
災害看護学Ⅱは、4年生の科目です。ちょうど看護研究演習のまとめの時期と重なるったため選択科目としては受講者が少なく、今年は17名の受講でした。1名欠席で16名の学生と10名の教育ボランティアさん、4名の教員が被災者に分して12月18日にトリアージ演習を行いました。
災害の状況はバスの玉突き事故を想定し,老若男女の傷病者多数です。住民ボランティアさん、教員にムラージュ(模擬の傷や打撲創などのメーク)を施し、被災者役やその家族をシナリオに沿って演じました。学生はトリアージ施行者、トリアージアシスタントを担当し、1回に6名の一次(START式)トリアージを行い、検証を行ったあとに再度二次トリアージを行いました。住民ボランティアさんの迫真の演技に学生は圧倒されながらの緊張感の高い演習となりました。
このトリアージ演習の前には、3年生の災害看護Ⅰの復習にもなるトリアージの概念や机上での演習を行っていました。午後からのこの演習では緊迫した状況設定の中でトリアージを行うことで、短時間に観察力や判断能力が培われるトレーニングとなります。つまり、住民の方々のリアリティー感によって、実践さながらの判断が求められ、高い教育効果がみられました。カリキュラム変更により開講時期が変更になることで今後、多数の学生が受講することとなると考えられ、沢山の教育ボランティアさんにお願いすることになるかと考えます。
授業の様子