授業の概要
- 日時:2014年10月24日(金)
- 対象学生:4年生28名
- 教育ボランティア参加者:14名
- 担当教員:平尾、江川、船木、春名、平尾、二宮、内、山本、市之瀬、池田、河井、井口、黒澤、堀田
4年生科目である「災害看護Ⅱ」トリアージ演習を10月17日(金)に行いました。今年は学生28名の受講でした。午前中は3年時に災害看護Ⅰで学んだ基礎知識と技術を応用とした、災害急性期における活動に必要な知識、判断力、技術、行動力の習得に関する講義を受けました。また、1次・2次トリアージの違いについて学び、机上でのトリアージを体験しました。
演習本番の午後からは、教員3名と住民ボランティアさん12名に被災者役としてお手伝いいただき、実際の災害の状況をリアルにできるよう、住民ボランティアさん,教員にムラージュ(模擬の傷や打撲創などのメーク)を施し,被災者役やその家族をシナリオに沿って演じていただきました。今回3名のボランティアさんがボランティアデビューということでしたが教員からのアドバイスのもと上手に傷病者を演じていただきました。ボランティアの皆さんは回数を重ねるごとに演技力も向上し学生が圧巻している場面もありました。
学生はトリアージ演習に対する緊張が高い状況でしたが、徐々に雰囲気にも慣れ、講義で学んだ知識を応用しながらトリアージ施行者,トリアージアシスタントを担当しました。1回に6名の1次(START式)トリアージを行った後、学生全員で各傷病者のトリアージに関する検証を重ね、再度2次トリアージを行いました。
演習終了時に、実際に傷病者役となった教育ボランティアさん、教員からの率直な感想、意見を述べていただきました。ボランティアさんからは「安心に繋がる声をかけて欲しかった」「症状を必死になって聞いてくれて良かった」等、学生は自らの災害時の看護に対するフィードバックを直接得ることができたことで自己の振り返りができていました。
授業の様子