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【教育ボランティア導入授業】慢性病療養生活支援論

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    授業の概要

    • 日時:2016年10月31日(月)
    • 対象学生:2年生92名
    • 教育ボランティア参加者:1名
    • 担当教員:池田

    2型糖尿病を持ちながら、地域で生活されている住民を講師としてお招きし、ご病気を診断されてからこれまでの経過と今後の生活や人生の見通し、また生活と療養との折り合いをつけることやご家族への思いなどを講義してもらった。当日は講義の資料として診断から現在に至る経過を個人年表にまとめたものを準備していただき、その資料にそって、その時々のライフイベント、症状と対処、思いについてお話しされました。

    Aさんの病気は2型糖尿病以外に裂肛、両下肢の変形性膝関節症もかかえておられ、それらの病気への治療も大きな健康課題となっていました。

    講義時間は休憩なしで70分でしたが、学生はAさんのお話に引き込まれた様子で熱心にメモ をとりながら聴講していました。

    講義後のミニレポートでは、「何となく暗い生活習慣病のイメージが180度かわった」「慢性病とともに生きるということがピンとこなかったがAさんのお話しを聞いてよくわかった」「自分の病気のことをとてもよく理解されているので驚いた」「A さんの生き方が素敵」「判断する時は、人 生のレベルで考える」「退職後も地域でボランティア活動や飲み会で活躍されている A さんをみて、自分も元気をもらった」など、学生は多様な学びや発見をしていたことがわかりました。

    また最後にマザーテレサの言葉から「愛の反対は憎しみではなく無関心です。」と説明され、看 護職をめざす学生にとって胸をうつ言葉を頂きました。

    一方で、「2型糖尿病の症状について質問してみたかった」「保健師さんに受診をすすめられた 時のお気持ちはどうだったのか聞いてみたかった」などの記述もあったことから、次回は講義と 質疑応答の時間配分の見直しが必要であると感じました。

     

     

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