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【教育ボランティア導入授業】災害看護Ⅱ

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    授業の概要

    • 日時:2016年8月2日(火)
    • 対象学生:4年生39名
    • 教育ボランティア参加者:15名
    • 担当教員:江川、船木、池田、岡永、井口、高山、畑中、山本、萩岡、山尾、松野、春名、﨑山、平野

    4年生の選択科目である「災害看護Ⅱ」のトリアージ演習は、教育ボランティアの方々の協力を得て 82日(火)の午後に実施しました。夏の暑いさなか、15名の教育ボランティアさん、大学院生のボ ランティア3名の方々が被災者役を引き受けてくださいました。

    災害看護における「トリアージ」とは、フランス語で「選り分ける」という意味があります。大規模災害が起こったとき、より多くの命を救うことを目的に、緊急度や重症度を瞬時に「選り分け」て、適切な医療施設へ運ぶためにトリアージは行われます。教育ボランティアの皆さんには、今回、大型観光 バスが玉突き事故を起こして炎上したという状況設定で、その被災者役として、教員から演技内容の説明を受け腕や足、身体に模擬の血のりをつけ、傷をつくり、学生がトリアージをしている間、役を演じ 続けていただくようにお願い致しました。

    学生は制限時間内に、午前中の講義で学習したトリアージの方法を用いて、被災者をトリアージし、 緑から黒までのタグ(緊急度をあらわす札)を被災者の腕につけていきます。学生は、制限時間内に正確にタグをつけなければいけないという緊張感をもって実施していました。教育ボランティアさんの迫真の演技に対して、緊急度の判断に悩みながらタグをつけていく学生や、正確な問診ができずに黙り込んでしまう学生もいました。教育ボランティアさんのおかげで、実際の災害現場での状況に近い緊張感を持って演習に取り組むことができました。教育ボランティアに何回も参加してくださっている方々からは、「今年の学生は、トリアージする前に気遣ってくれる言葉がけもあり大変良かった」という感想を頂きました。

    最後に、ボランティアをしていただいた皆様から、これから看護師になっていく学生たちに向けて、 応援を含めたあたたかいコメントをいただきました。学生たちは緊張していた表情が和らぎ、非常に勇気付けられたようでした。災害トリアージを学ぶ学生にとって、大変有意義な学びとなりました。心よ り感謝申し上げます。

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