本文までスキップする

【教育ボランティア導入授業】基礎看護技術演習Ⅲ

Category
Archive

    授業の概要

    • 日時:2016年7月6日(水)
    • 対象学生:2年生92名
    • 教育ボランティア参加者:16名
    • 担当教員:玉田、柴田、澁谷、後藤、福重、稲垣、大澤、高山、花井

    76日(水)に午前・午後合わせて16名の教育ボランティアさんにお越しいただき、基礎看護 技術演習Ⅲ「総合演習」(2年生)を行いました。教育ボランティアさんには、ご自身の病気体験や 生活背景をふまえた入院患者になっていただき、学生は、検温や清拭、更衣、足浴、洗髪、車椅子での移送など、これまで学習したことを活用しながら援助を行わせていただきました。この演習は、910月に行う、初めての病院実習に向けての予備学習として行っていますが、今年度より臨床の看護師にも実習指導者としてご参加いただきました。これまでは学生同士で演習を行ってきたため、学 生にとっては一般の方に援助を行う初めての機会となりました。

    学生は、事前に援助計画も立てて練習も行いましたが、患者さんの「しんどいな」「腰が痛くて」と いう訴えにどのように対応してよいか戸惑っており、患者さんに合わせた援助の難しさを実感していました。また、教育ボランティア様から「もっと親しみをもって話してほしかった」「自分でできるこ とは自分でしたかった」といった、実習や実際の臨床ではお聞きできないような患者としての率直な 意見や本音を言っていただいたことで、学生は自分の言動が患者さんにどのような影響を与えている のかを振り返ることができていました。

    一方で、教育ボランティアさんからは、学生の未熟な援助に対しても「気持ちを込めてしてもらえた」 「これからも患者とのコミュニケーションを大切にしてほしい」というコメントもいただきました。教育ボランティアさんは、いつも学生のためを考えてくださり、患者として感じたことだけでなく、人生の先輩としても、適切で温かいメッセージを学生に伝えてくださいます。そのため、学生もその言葉に真剣に耳を傾け、「看護師という道を選んでよかった」「自らの課題が明らかになった」と、さらによりよい援助ができるようになりたいと感じていました。そして、学生だけでなく教員も、学生に向けられる言動から様々なことを学ばせていただいています。

    教育ボランティアの皆様、いつも本当にありがとうございます。これからも続けていきたいと思って いますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

     

     

     

     

    1. Home
    2. 過去のイベント報告
    3. その他
    4. 【教育ボランティア導入授業】基礎看護技術演習Ⅲ