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【教育ボランティア導入授業】老年健康生活支援論

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    授業の概要

    • 日時:2016年6月3日(金)
    • 対象学生:2年生
    • 教育ボランティア参加者:1名
    • 担当教員:坪井

    2年生の老年健康生活支援論では、63日に「健やかに老い、生きることの意味」をテーマに教育ボランティアの中塩様にご講義を頂きました。

    本講義を中塩様にご担当頂き今年で5 回目となります。講義は、大きく3つの内容に分かれてい ます。

    1つ目は、「私の人生の歴史」、2つ目は、「今私が大切にしていること」です。写真と年表提示し、当時考えたことや、今の価値観に繋がっているエピソードを紹介して頂きました。戦争にまつ わる辛い思い出については、学生の心を強く揺さぶったようで、戦争の恐ろしさ、今、平和な日本で学ぶことができているのは、中塩さんのような高齢者の方々が日本の復興を支えてきて下さったからであると感謝の気持ちを抱いた学生も多くいました。

    3つ目は、「これからの人生」として、ご自身の目標や毎年元旦に書き直されている遺書を読み上げ、若い学生に伝えたい希望や期待を話して頂き ました。 学生に対して、「看護師は人のためになる素晴らしい仕事です。皆さんが目指す仕事に確信をもって下さい。そして、心を拓いて、患者を癒す看護師さんになってください。応援しています。」と心強いエールを送って頂きました。この時期、看護学を学ぶことに迷いや不安を抱える学生もいますが、 「11日を大切に目標をもって生きる」、「看護師を目指した初心に帰る」等、講義を聴いて自身が学ぶ道を確信した学生もいました。

    「健やかに老いる」ことのモデルを示して下さっている中塩さんのご講義を聴くことは、毎回考えさせられるものが多く、私にとって大きな学びになっています。そして、学生がこんなことを感じて くれた、深く考えてくれていたんだと、改めて学生の持つ素晴らしい力を知り、学生のことを誇りに思い、大きな喜びを感じる機会も与えて下さっています。 本学では、地域住民と共に創っていく新たな看護教育モデルとして、地域住民による教育ボランティアを導入した授業を展開しています。多くの教育ボランティアの方々のご支援を得て、学生は学びを深めることができています。今年度も本講義において、多くの学びを得ることができました。 ご講義を頂きました中塩様に心より感謝申し上げます。

     

     

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