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【教育ボランティア導入授業】看護学原論A

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    授業の概要

    • 日時:2017年6月9日(金)
    • 対象学生:1年生95名
    • 教育ボランティア参加者:2名
    • 担当教員:石原、玉田、大澤

    69()に教育ボランティア2名にお越しいただき、1年生を対象とした看護学原論Aの授業の中で、「患者に聴く“私の病気体験”について」をテーマに、お話を聞かせていただきました。

    この授業では、本学に入学して2か月の1年生が「ひとにとっての健康とは何か。病気(病むこと)とは何か。」について考えることをねらいとしています。学生たちは、お二人のお話と事前に読んできた闘病記の内容をもとに、後日グループワークを行い、話し合ったことをまとめて発表しました。

    教育ボランティアさんには、ご自身のこれまでの生き方や考え方とともに、病気であると知った時の気持ちやその後の経過、そして、ご自身の考える健康について語っていただきました。昨年に引き続き、同じ方々に話をしていただきましたが、まだ病気の知識もなく、実習の経験もない未熟な学生たちに伝わるように、今年は話の構成を考えたり、言葉を選んだりしながら話をしてくださいました。

    そのため、昨年よりもお二人の人柄がよくわかり、学生たちは、その人の考え方やこれまでの経験が、病気の受け止めや向き合い方に影響していることに気付くことができました。

    発表では「これまでは患者に対して“ネガティブになりがち”“医師や看護師にあまり意見を言わない”というイメージを持っていたが、それは決めつけであった」「お二人は病気を前向きに捉えて受け止めていた」「健康は一人一人の捉え方や生き方によって変化する」「家族だけでなく看護師が患者の心に与える影響は大きい」という意見が出ていました。

    学生たちが、患者さんの想いを本当に理解していくにはこれからの学習の積み重ねが必要ですが、今回、自分とは違う年代で様々な経験をしてきた方の話を聞き、人にとっての「健康」について考えることができたのではないかと思います。

    本事業にご協力いただいたお二人に感謝いたします。

     

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