授業の概要
- 日時:2017年5月31日(水)
- 対象学生:3年生29名
- 教育ボランティア参加者:35名
- 担当教員:都築、相原、山下
学生が本科目内で作成した健康教育の発表会に、看護師・保健師役の学生に対して教育ボランティアさんはその対象者役としてご参加いただきました。なお、教育ボランティアさんの総参加者数35名のうち、15名は初めての方で、20名は2年以上ご参加いただいている方でした。
今年度の学生が設定した対象者とテーマは、壮年期を対象とした運動習慣対策、運輸交通業に従事している40~50代の人に対する腰痛予防、前期高齢者を対象とした歯周病予防など、様々な集団の方を対象としたテーマでした。
発表会では、教育ボランティアさんから、媒体資料の色使いをもっと気にした方が良い、もっと専門的な内容を入れても良いなどのアドバイスや、初めて聞いた内容だったので毎日の生活に取り入れてきたい、発表会の準備をとてもよくしていることが伝わってきた、など大変前向きな評価も多数いただきました。
また、教育ボランティアさんへのアンケートからは、31名(91.2%)の方が、健康教育を受けて自身の生活に取り入れたいと答えておられました。教育ボランティアさんは対象者役としてご参加いただきましたが、腰痛予防や歯周病予防などは全世代に共通する内容だったので、教育ボランティアさんご自身の健康にもお役に立てたのかもしれません。
発表会の翌週には学生の振り返りを行いました。学生達からは、「教育ボランティアさんがメモをとったり、うなずきながら聞いてくれたので、興味を持ってくれたと感じた」、「準備は大変だったが頑張って良かった」、「教育ボランティアさんがたくさんいらして緊張した」、「ストレッチなどを行う必要性や根拠をもって丁寧に説明することが大切と思った」などの意見がありました。
教育ボランティアさんの前で実施すること、多数のご意見をいただいたことで、本科目の目的である対象者の特性に応じた、根拠に基づいた健康教育・健康学習の企画・実施・評価の一連の過程を学ぶということが、よりリアリティをもって深められたのではないかと思います。ボランティアの皆様ありがとうございました。
授業の様子