【教育】
臨床教育:臨床教育の実践 看護師として15年間ICUで勤務し、兵庫医科大学病院および京都大学医学部附属病院においてICU教育委員長を務めました。この経験を通じて多様な教授法を習得し、新卒・中途採用者への教育体制、若手・中堅職員の教育システムを構築しました。特に新人看護師をチーム全体で支援する「チーム支援型教育システム」の導入や、中堅看護師に対する成人教育学・心理的安全性に関する研修を実施し、ICU全体の教育体制を整備しました。これらの取り組みにより離職率の低下と学習組織の構築を実現しました。
学部教育への取り組み:学部教育では、反転授業、ゲーミング、インタラクティブティーチングなどの能動的学習法を活用し、学生の学習効率向上を図る授業設計に取り組んでいます。臨床実習においては、リアリスティック・アプローチによるリフレクションを用いて、学生の深い学びと自主性の促進を重視しています。特に患者さんの言葉や表情や仕草、背景から読み取れる想いを学生と共に考察し、患者に寄り添う看護の重要性を体験的に学べるよう指導しています。
大学院教育への取り組み:シミュレーションを活用した実践的な授業を展開し、患者への看護技術の習得に加え、各自の所属施設でスタッフ指導を行う際の教育手法についても学習できるよう授業を設計しています。
学部生・大学院生との相互学習を通じて、看護の新たな可能性を共に探求し続けることを大切にしています。
【研究】
Reviewer of the Month 2025受賞:Annals of palliative medicine