専門基礎科学領域・医科学分野の谷知子先生が、医学雑誌「Echocardiography」にて、関節リウマチ患者における心臓弁膜症の合併に関する解説を発表しました。これは雑誌の発行元から依頼があり、同雑誌に掲載された症例報告についての解説であり、心臓の状態を定期的に観察するための「心エコー検査(超音波検査)」の有効性に焦点を当て、関節リウマチ患者の心臓管理の重要性を強調しています。
関節リウマチは、関節に炎症を起こす病気として知られていますが、実は心臓にも影響を及ぼすことがあります。特に、血液の流れを調整する「心臓弁」に異常が生じることがあり、弁が厚くなったり、小さな結節ができたりすることで、血流に支障をきたす可能性があります。このような変化は、患者自身が気づきにくく、病気の活動性が低い場合でも起こることがあります。そのため、心臓の状態を早期に把握することが非常に重要です。
🔗 論文掲載ページ:https://onlinelibrary.wiley.com/toc/15408175/2025/42/5(Echocardiography)(英文)
谷 知子(専門基礎科学領域 医科学分野)