取り組みについて

神戸市の高齢化率は政令指定都市中5位と高く、とくに本学に隣接する須磨区のニュータウン地区では高齢化率が40%以上に達する地区もあり、10年後には西区のニュータウン地区でも同様の状況が予想されます。そこで、神戸市看護大学は、平成25年度から5年計画で、神戸市が掲げる次の課題の解決に取り組みます。
(1)訪問看護人材の育成、(2)医療連携の強化、(3)地域ケアシステムの構築、(4)地域住民ネットワークの構築。
そのために、須磨区・西区住民に模擬患者や生活体験の語り手等として協力していただく「コラボ教育」を行い、全卒業生が地域住民の暮らしを理解できるようにします。また、これを基盤にして訪問看護や継続看護の教育を強化します。さらに、多職種間連携の研究、専門看護師の育成、住民ネットワーク構築の支援を行います。