基礎看護技術演習Ⅲ(平成22年7月12日)
授業の概要
◆テーマ:人間関係形成のための技術(1) 援助的コミュニケーション
◆日 時:2010年7月12日(月)15:00~16:20
◆場 所: 実習室Ⅲ
◆参加者(教育ボランティア):4名
◆内 容:教育ボランティアには、設定された患者役になりきって、学生とコミュニケーションをとってもらう。また、学生の対応についての意見交換や評価の場に、患者役として参加する。
※患者設定「1週間前に肺炎で入院し、近々退院予定の患者。入浴介助後に看護師にもジュースを一緒に飲みましょうと勧める。」
学生にとっての成果
患者からジュースなどをいただくことが、よくないことだと学生は何となくわかってはいたようだが、なぜいただくことがよくないのか、どのようにすれば患者の好意を無駄にしないで対応可能なのかということを、学デモを通して学んでいた。また、患者の話す内容や状況に合わせてコミュニケーションをとることの大切さや、ただ患者と話をするのではなく、看護師として設定患者にどのような内容の話をするとよいのかを考える機会になっていた。
教育ボランティアの皆様の感想・意見・反応など
4名中3名は、教育ボランティアが初めての方であったが、患者役になりきって対応してくださった。4名ともジュースを勧めても強く拒否されると思って学生への対応を想定されていたため、「学生がすぐにジュースを受け取ったことに戸惑い、その後の対応に困った」ようであるが、その場で臨機応変に対応してくださった。また、学生の言動や表情もよく見ており、意見交換の場では率直な意見を述べられていた。
ジュースを学生に渡すことについて、最初は自分の(患者としての)気持ちしか考えていなかったが、教員の学生へのフィードバックを聞いて、他患者への配慮や、今後の患者と看護師の関係についても考えなければならないということを、ボランティアの方も考えさせられたと述べていた。
今後の課題など
学生には、患者の真意を提示していなかったため、「患者に何を聞いたらよいのかわからなかった」という学生もいた。その学生のグループは、患者との会話が続かずにセッションがすぐに終了してしまったため、ボランティアの方も困惑したようであるが、教員のファシリテートにより学習目的は達成できていた。ボランティアの方とのセッションを始める前に、教員が設定患者と接する時の観察内容や話す内容などをグループで考えるよう指示しておくとより効果的であった。
