学長のメッセージ
学長 金川克子
神戸市看護大学は、阪神淡路大震災の翌年の1996年に開学いたし、14年目を迎えますが、大震災からの復興を願う人々の祈りと期待に支えられ、神戸市の復興と共に歩んできている大学です。苦難と戦い、危機を乗り越えてきた人々の強さと優しさは、そのまま本学の建学の精神でもあり、それを受け継いでいくことが求められています。
さて、本学は地域社会の保健・医療・福祉に貢献できる看護専門職の育成を使命としており、そのためには広い視野と豊かな教養に裏打ちされた創造的想像力を持ち、人々の苦しみや地域社会の健康問題を敏感に捉え、それに反応できる能力を備えた人材の育成を目指しています。
勿論、日常の学園生活では教職員をはじめ他者との交流を通して、おのが身をみがき、専門職としての倫理観のもと、専門的な知識・技術の修得に努めることが必要であり、将来の自分探しを期待します。
本学のこれまでの経緯をみますと、学部の開設に続いて、関係者の協力のもと2000年4月には大学院修士課程、2006年4月には博士課程の設置、また2005年には全国の公立大学に先駆けて助産学専攻科を開設する等、大学としての体を充分に成しております。
本学は4年制大学としては若い大学ですが、神戸市立高等看護学院や神戸市短期大学の伝統も受け継ぎ、神戸市民病院群や多くの組織・機関との連携・協力により発展してきています。すなわち、教職員が一丸となって教育・研究・社会貢献に取り組んでおり、2006年度には本学のカリキュラムの1つがめざす「地域や家族を基盤とした健康生活を支援する看護実践能力の育成」と「住民主体の健康づくり、まちづくり」のプログラムが「現代的教育ニ-ズ取り組み支援プログラム〔現代GP〕」に採択される等、着実にその効果を上げています。
全国を見渡したとき、看護系大学は200校近くになる勢いで増加しています。そのような中で本学の特徴をいかし、さらに発展していくには若いエネルギーが必要であり、希望と情熱を持った皆さんの力を期待しています。
